【パニ障】今日はちょっと遠出。(復路編)
ちっす、KGっす。
今回のタイトルを書く時、んーーー「今日」遠出したんじゃないんだよな、昨日だよな…とかちょっと考えてしまったんだけど、まあ昨日の話の続きというか顛末を書くってだけなので、往路編→復路編とする都合上、「今日」のままにした。
…てか、いっつもこーいう瑣末なことで悩むオレなのであった。とほほだ。
久々の観劇
昨日の用事とは、知り合いの方…というか、旧知の役者の方(オレはファンという立場)の芝居を超~~久々に観に行く、というミッション。
あまりにご無沙汰し過ぎていて「どのツラさげて」的な感じだったんだけど 、芝居(というかミュージカル)はとても楽しく、そして舞台の上の彼女はやはりとても素敵だった。やはり頑張って観に来て良かった(^^)
終演後に面会でき、直接話もさせてもらえたので、当然気分は高揚気味。(しかし体調自体は良くないまま)
外見からはオレの病気の状態はよくわからないというか、わかってもらえるとは思ってないんだけど、それでもやはり「元気そうで良かった」って言われると、なんだか申し訳ないような気持ちになったりする。メンタル的疾患はやはり難しい。
最後の難関、帰路につく。
帰り道、途中まで観劇仲間の先輩と30分ほど電車の中で芝居談義。案の定、こういう時は躁状態に近いテンションで喋るオレ。ココロの中では”…この後、ちとヤバイかもしれん…”と思っていた。
先輩と別れ、乗り換え駅で地元へと向かう電車を待っていた時あたりからちょっと怪しい感じになってきた。これはなんとか座席を死守せねば家に帰りつけない。なので目的の電車が来たら中年オバちゃんパワーを振り絞る!と喝を入れ待っていたのだが、案外電車はそんなに苦労せずに座れたので、それだけでも救われた気になった。
数ヶ月前、やはり都内に外出した時に、普段やらないような乗り換えテクを駆使しようとした結果、家に向かう電車と違う電車に乗ってしまってパニくってしまい、予定になかった発作を起こしてしまった。
その経験を踏まえ、今回は途中乗り換えなしの電車に乗った。
KG的パニック障害発作発動原因
基本的にオレの場合、パニック発作を起こす要因は2つある。
- 満員電車
- 目の前に「圧迫感のある体型の方」が立つ
この2つが揃うと十中八九、パニック発作を起こす。
以前、都営大江戸線沿線に住んでいて、やはり大江戸線沿線の職場に通っていた時には発作を起こしまくった。
大江戸線に乗ったことがあるヒトはわかると思うが、大江戸線の車両は一般的な電車の車両より一回り小さい。車両を小さくすることで、トンネルを掘る際にトンネル自体を狭くできるのでその分経費が浮く、という話だったらしいが、パニック障害持ちにとってはその浮いた経費で医療費を出してもらいたい感じ。…出してもらってるけどwww(←精神疾患の自立支援を受けてるからね)
危機的状況は突然に。
しかし。昨日は満員電車ではなかった。でも目前に「圧迫感のある体型の方」が立ってしまった。
体調不良+非日常的な気分の高揚+圧迫感
…来た。来てしまったよ、パトラッシュ……(教会のルーベンスの絵の下で横たわってるネロの気分)
暑くもないのに、そしてちょっと寒いくらい冷房が効いている車内なのに。ジリジリと冷や汗が出てくる。発作開始だ。目を閉じているが目眩がしているのがハッキリわかる。
ヤバイ。これはヤバイぞ。
このまま行くと、視野狭窄・聴覚異常・吐き気等々、ちょっと金曜日の午後のまったりした雰囲気にそぐわないよーな、13日じゃない金曜日状態になりかねない。ジェイソンのマスク被ったら、マスクの中が大変なことになる。
…そうだ、この精神的圧迫感を何とかして取り除こう。やや朦朧としてきた意識の中で、オレは頑張ってスマホを取り出しブラウザアプリを立ち上げた。
そこで出てきた画面は、いつも愛読しているブログだった。
一発逆転?(笑)
KGの愛読ブログ、そして最高にお気に入りの記事。
…これが出てきてしまった…。
パニック発作を起こしている最中に、「露出狂にあった話」を読む。
なんともコメントしにくい状況ではある。
ではあるのだが…笑いというのはすごい。真っ青な顔をしつつ力いっぱい笑いをこらえる、という今まで経験したことのない、何かを突き抜けた感のある状態。
そんな感じで、地元の駅に着いた時にはなんとか立ち上がれるようになっていて、マジで助かった。。。
追い詰められた時、何が幸いするかわからない。心からそう思った遠出からの帰還であった(笑)。
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やっぱ「笑う」っていいんだな…